無償の愛を注ぐこととまつ毛エクステの1000円引きクーポンをくれることは母にしかできない芸当なのか
今日は休日だったので、まつ毛エクステをつけに行った
動機はメチャクチャ暇だったから、というのを前提に置きたい
まあ、端的に言うとまつ毛エクステは自分自身ではなく人の趣味なのだが、しなよといわれたのはもうだいぶ昔の話のような気がする
当時は「ハァ?メイクなんか自分の顔の問題なんだしよっぽど酷くなきゃ人につべこべいわれるような問題じゃねぇんだよボケが 俺の顔がそんなに酷いか?(そこそこ可愛いのでは?いややっぱりあんま可愛くねえな)みたいな気持ちを日々抱えて生きてるんだよ プロフェッショナルでも私自身でも無いくせに色々口出ししてくんなボケ 毎日こちとらみんなに少しでも可愛いと思われるために少ない給料かけてんだよバカッ なんか言いたいならちょっとは嘘でも可愛いとか言ってごきげん取ってから提案しろッ」と思っていた(拗ねていました)
しかし私も人からの評価を気にする方なので、メチャクチャ暇だとそのような無駄(もしマツエクしたらもっと可愛くなれるのでは?)について考えてしまう
そう、やるしか無い
マツエクした
超〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜薬が目に染みた
誰だマツエクしなよとか言ったやつ 表出ろよ 教育してやろうか
しかも痛すぎて泣いたら家に帰るのためらうくらいブスになった
最悪なのか?
だし、マツエクを勧めたヤツにマツエクしたことを伝えようとしたらなんか色々忙しかったりで無理っぽい感じになってた 連絡マジでつかん ゲボ
こうなったら意地でもマツエクを見せつけるぞの気概だ
1時間かけて家に行きピンポンしまくった(近所迷惑なので3回)
電話もかけまくった(必要以上に怖がらせたくないので3回)
家にいないのでよくいる店で4時間待った
メチャクチャ待っていたが本人に「まだいるんですか?」とかラインで言われて、(居ますが(怒))みたいな気持ちになったりもした
私はマツエクごときに何をムキになっているんだろうか
店の常連さんたちもなんか慰めてくれた
そしてなんやかんや時間はたち、待っていた人がきた
大興奮の常連 店長
おい!この子お前のこと待っててくれたんだよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!の嵐だ
しかし、目を合わせてくれない
実はこの夜の前に色々あり、私の一言がトリガーになって精神的に負担をかけてしまったので、連絡が取れなくなっていたのだった そりゃ気まずいね
私はそんなことより、どれだけ時間がかかっても会えたという安心感で全てがどうでもよくなっていた
怒りも悲しみも喜びも通り越して、そこには安堵があった
一番に滑り出した言葉は「マツエク、したんだけど」だった
返答は『おぉ・・・』だったけど、もうなんでもよかった
私は自分の暇つぶしにマツエクをしたのだし、自分自身が信じた可愛いと思うものを装備するためにマツエクしにいったに過ぎないのだ なんなんだ
付加的に可愛いって言わせられたらめっちゃラッキーだよね だ そうだろ
でも付加があればあるほど頑張ろうって思えるねとも思った
だから私は小さなことでもいいから全力で大事な人のことを褒めてやろうと思った
他人にとって母のような存在(この場合の母とは肯定的なニュアンスではなく、なんでもいうことを聞くと思ってある程度舐めた真似をされる存在ということです)にはなりたくないけど、無償の愛や信頼は大事な人に余すことなく伝えられるようになりたいのだ そういう母性 というか甲斐性のようなものは欲しい それの作用によって見える世界、見せてもらえる世界が必ずあるから
私は恋人がいらないと常日頃言い散らかしているし、それは自分の信念が揺らぐようなリスクを最小限に抑えるという意味での判断なのだが
人を甘やかしたくないわけではないし、甘やかされたくないわけでもないのだ
自分を褒めたり、受け止めてくれるような存在は確実に誰しも必要で、一般的にその役目は家族、もしくは恋人などに委ねられるケースが多い
だがそれが友人だと適応できないかというと私はそうではないと思っている
恋人を作ると一人のことしか必然的に受け止められなくなる部分も出て来るし、性によって感情が支配されることはなるべく避けたい 私にとってはややこしそうなので
友人関係なら大切に思う多くの人を同時に褒めることができるし、いくら褒めたってなんの問題もないのだ 歪んでいるのかなと自分でも思ったりするし、それによって多くの人を苦しめている自覚もあるが、私が今したい生き方はこれだ
ただ私にも人に対する大切の度合いはある そこは理性を持ってなるべく多くの人を誠実に愛せるようにと努めているが、至らず問題を起こすことは多い
こんな大義名分を吐いたところで私は聖女ではないからだ
所詮はただの人がこのようなことをしようとうまく行くはずがないことは分かっている
何をしたって結局はエゴになってしまうし、自分の信じる道を極めたい一心で、若さにかまけて世の中に甘えさせてもらっている 手遅れかは私が決めるので心配はない
色々言ったが、人を甘やかすばかりではいつか共倒れが必ず来る
だから、甘やかすも手厳しくするも関係性によって自由だが、自分の信念に反することは絶対にしないということが正解なのではないかな、と足りない頭で思ったりした
可愛げのない女ですね でもたまには可愛いって言ってね 本当は毎日が良いけれど
肌に悪いので寝ます